2001-06-13 第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
総事業費、当初六十億円ということ、それから、開発が終了し、解役を行われました時点までの総事業費一千二百五十五億円ということで、そのとおりでございます。
総事業費、当初六十億円ということ、それから、開発が終了し、解役を行われました時点までの総事業費一千二百五十五億円ということで、そのとおりでございます。
一方、現在解役中の原子力船「むつ」は八千トンクラスの大型船であり、この原子力船「むつ」の原子炉を撤去した後に大型海洋観測研究船に改造することによりまして、海洋・大気相互作用の研究上重要な海域でありながらデータが不足しております高緯度域、荒天域下の観測、大型の海洋観測ブイ等のさまざまの観測研究機器等の搭載及びこれらの設置・改修と点検・修理、広大な海域で継続的な観測を行うための長期航海などが可能となりまして
御指摘の「むつ」、現在解役中でございますが、「むつ」は八千トンクラスの観測船といたしましては大変大型の船になるわけでございまして、この原子力船「むつ」の原子炉を撤去した後に大型海洋観測研究船に改造するというようなことを行いますと、海洋と大気の相互作用の研究上極めて重要な海域として見られております高緯度地域の海、さらにはCO2等の物質が海洋に吸収される、荒れた海で吸収されるというようなことが言われておるわけでございまして
解役いたしました原子力船「むつ」をその後どう使うかということでございますけれども、「むつ」のいわゆる後利用につきましては、地元青森県知事から御要望もいただいておるところでございます。
それから、固体廃棄物の処分ということにもなるわけでございますが、これは「むつ」の解役に伴いまして発生いたしましたものを含めまして、原研におきまして研究所全体として検討し、安全に処分するということでございますけれども、固体廃棄物に関しましては、処分が行われるまでの間は関根浜にございます保管建屋及び燃料廃棄物取扱棟におきまして保管することになるというふうに考えておるところでございます。
それで、原子力船「むつ」の解役の具体的な方法を検討したわけでございますが、種々の観点からいたしまして、使用済み燃料、原子炉などを「むつ」より撤去することを基本といたしまして、そのための原子炉の廃止措置の方式といたしましては、撤去隔離方式を採用しておることとしたところでございます。
今ほど申し上げましたように、後利用につきましては現在検討を進めているところでございますので、具体的な船の改造計画、これにつきましては、基本的に私どもが考えておりますのは、今先生がおっしゃいましたように、解役計画と一体となりました格好で船の中心部分の原子炉を取り出 し、それからこれも青森県で御説明申し上げましたけれども、これを陸に揚げまして、その原子炉自身を展示館の中で展示させていただくというようなことも
これを踏まえまして今御質問の解役の計画を詰めるわけでございますが、解役の計画につきましては、地元青森県からちょうだいしております御要望等をも踏まえまして、後利用の仕方も考えながら解役の計画を現在検討中でございまして、現在まだ具体的な計画に絞ってございません。その意味では、所要経費もまだ申し上げる段階ではございません。
○政府委員(石田寛人君) 重ねてお答え申し上げますけれども、原子力船につきましては、解役の方法によりまして相当所要経費が変わってまいるということもございますので、今のところ具体的な解役計画が決まらないという状況でございますので、数値をお答え申し上げられないことをぜひ御了解賜りたいと存じます。
それから、この「むつ」の解役につきましては、約一年間燃料を冷却いたしました後、原子炉施設の廃止措置を行う予定でございます。
次に、解役の基本的方向でございますけれども、現在基本計画に基づいて行っております実験航海を、今申しましたように、来年二月に終わる予定にしておるわけでございますけれども、その後、関根浜の港におきまして解役する計画でございます。その解役につきましては、約一年間の燃料の冷却の後、原子炉施設の廃止措置を行う予定でございます。
○政府委員(石田寛人君) 今ほど申し上げましたように、現在鋭意解役の方法を検討しておるところでございます。したがいまして、いまだ解役の方法が確定しておりませんので、今後それにいかなる額の予算が必要かは現在決まっていないところでございます。ただいずれにしましても、全体予算を効果的効率的に使用した解彼方法にしたい、かように思っておるところでございます。
○会田長栄君 解役の基本的方向を秋までにと言うから、大体第三次実験航海が終わる。当然、今日までの基礎データをもとにして、解役の基本的方向はこうですということが発表されるのが普通だと思って聞いているんですよ。それはもう長官と局長のお約束ですからね。お約束どおりできないなら、聞かれたときにそのことをまず最初に釈明すべきであります。第四次実験航海を十一月から十二月にかけてやります。
○山東国務大臣 「むつ」につきましては、おおむね一年間の実験航海を終了いたしました後、関根浜において解役をする予定でございますけれども、実験航海が終了いたしました後には、やはり多くの皆様方の御意見を聞きながら、今後どのような形でそれを生かしていくか、今検討中でございますけれども、現在、原研におきまして活用方策を含め、種々の解役方法につきまして検討を進めているところでございます。
そして、その後解役の具体的なことに入るわけでございますが、やはり少しそこは冷やすというか、一年くらいは冷やす時間が必要になると思います。その後具体的な解役の作業に入ります。その解役の方法につきましてはいろんな方法がございますが、その方法を今平成二年度予算、それから三年度予算も要求しておりますが、その方法を検討することにしております。
○喜岡淳君 これからぼちぼち考えていくということでありますけれども、解役に入るのは来年でしょう予定としては、今もう十一月中旬ですからね。来年の夏、秋ぐらいから解役に入る予定だっただろうと思いますから、今から考えていくというのも全くこれは子供だましみたいないいかげんな答弁だろうと思います。そんなことないでしょう。大体動かすのにさえ十八年もかかったものを、解役する方法が一年やそこらでできるんですか。
それから、時間の関係で最後にお聞きいたしますが、実際の「むつ」の解役の問題です。 当初の予定でありますと平成三年度の半ば、一九九一年の夏ぐらいから解役に入っていくという予定でありますが、今がもう平成二年の秋です。もう一年以内の話になるんですね、予定からいけば。今から一年以内に「むつ」を解役にする、これは当初の計画ですね。
○政府委員(緒方謙二郎君) これからかかります費用は、これから実験航海をやり、それから陸上施設の運営または解役等、先生御指摘のような費用もあるわけでありますが、これは先の計画がまだ、予算単年度主義でこれから逐次御審議をいただいてやっていくわけでありますので、将来の費用すべてを計算するわけにまいりませんが、平成二年度予算では三十六億八千九百万円を計上させていただいているところであります。
○政府委員(緒方謙二郎君) 解役につきましてはいろんな方法がございまして、どういう技術的な方法をとるか、そこがまだ決まっておりませんので、現段階でその費用を申し上げることはできません。
解役に要する費用はどれくらいと考えておられますか。
解役の方法につきましては、技術的にいろいろな方法が考えられます。密閉管理、遮へい隔離あるいは解体撤去というような各方法が考えられますけれども、現在原研におきまして、「むつ」の活用方策をも勘案しつつ、JRR1あるいはJRR3、JPDRの廃止措置などの知見も踏まえまして具体的な方法の検討を行っているところでございます。
○緒方政府委員 解役に要します費用は、先ほど幾つかの考えられる技術的な方法を申し上げましたが、どの方法を採用するかによって大きく変わってまいります。したがいまして、まだ方法が決まっておりませんので、現時点でどれぐらいの費用がかかるかということを申し上げることは差し控えさせていただきたいと思っております。
その計画では、昭和六十五年度に実験航海を約一年ぐらい行う、「むつ」はそこで解役にするというのが計画でございます。そのためのステップとしてまず一つは、大湊港に今定係中でございますけれども、それを移すべく関根浜に新しい新定係港をつくる。そこにまた必要な附帯施設をつくる。
○松井政府委員 原子力船「むつ」に関しましては、政府といたしまして、昭和六十五年度に実験航海を行う、そこをもって解役にするという計画を立てている次第でございます。それで、この件につきましては地元へも前から重々御説明申し上げている次第でございまして、それをちゃんと実施するためには、やはり現在大湊港におきまして幾つかの作業が必要になってきたというふうな判断に至ったわけでございます。
○本岡昭次君 時間がありませんのでこのやりとりをすることができませんが、しかしこの中断というのは研究開発を中止する、そしてその時点で廃船に入る、解役にするという「むつ」の処理を明確にできないところに私はやはり、この「日本原子力研究所の原子力船の開発のために必要な研究に関する基本計画」というところに盛り込めなかった、まだそのあやふやな点があるんだというふうに言わざるを得ません。
原子力船でございますから、使った後には解役と申しますか、最終的には炉の処置をしなければいけないわけでございます。これにつきましては、陸上の炉と違いまして非常にコンパクトな炉でもございますし、技術的、基本的に不可能であるという問題はないと考えております。
原子力委員会の原子力船研究開発専門部会で、「むつ」の利用と申しますか活用方法につきましては、先ほど大臣からも御答弁申し上げましたように、十分なデータの取得に努めて、その成果を次の経済性を重視した改良舶用炉の研究開発に十分フィードバックするんだということ、それから「むつ」をそういう研究材料として十二分に活用いたしました後は、「むつ」という船の一生を通じてのデータを取り尽くすんだということで、いわゆる解役
ちなみに、昨年の原子力船研究開発専門部会におきましては、結論といたしまして、「むつ」が実験船としての使命を十分に全うすためには、その船としての解役に至るまでの一貫したその状態、性能をフォローすることが重要であるという御提案もいただいている経過がございます。
大体現在はその使命を終えましたためにガルベストンですか、ここに係留いたしておりまして、すでに解役となっております。この間原子力商船としての技術的なデータというものはかなりの蓄積が行われておるように承知いたしております。
御指摘のように「しんかい」が一昨年解役いたしまして、今度二千メートルの潜水調査船は五十六年度ということで間があきましたことは、私どもまことに残念に思っているところでございます。